ウェディングレポート

2012年3月4日ご婚礼 増田様ウェディングレポート

2012年3月4日
暦のうえでは春ですが、旅籠はまだまだ真冬。
雪の残るかやぶきの郷で、家族だけの小さな結婚式が行われました。

新郎貴士さんは、小さい頃から大好きな「緑」の紋服。
新婦絵美子さんは、正統派な真っ白の白無垢姿。

寒い中での撮影でしたが、お二人とも清清しい笑顔が素敵です。

挙式の前に、お嫁入り前のご挨拶。

ものすごい泣き虫だという絵美子さん。
座って向いあっただけで、涙が・・・
そんな娘を見て、お父様もお母様も、ご新郎様も、そして見守るスタッフも・・・
みんなで目をウルウルさせての、ご挨拶でした。

挙式会場までの花嫁行列。

祝言式の場合、花嫁様の手を引くのはお母様。

これまで歩いてきた道のりを思い出しながら、一歩一歩ゆっくりと、新郎のもとへ歩いていきます。

「出羽の国紺野家」にて行われた祝言式。

式中も、絵美子さんの涙は止まらず、そんなご新婦を見守る姉と妹も号泣!
三人姉妹揃って泣き虫さんだったのですね。

でもその分、ご新郎様が堂々と誓いの言葉を述べてくれました。
さすがです!!

お二人の結婚を通じて、ここにいるみんなが親族として結ばれる幸せ。
家族の繋がりを感じる、温かい祝言式でした。

挙式の後は、みんなで元気にお祝いのお餅つき!
この日は、ご新婦のご実家で作ったもち米を使いました。

まずは新郎新婦が力を合せてつき、
その後は、新郎新婦のご指名でお餅をついて頂きます。

貴士さんはお姉さんと仲良くヨイショー!

続いて、絵美子さんがお姉さんと妹さんを指名すると、一緒に出来る喜びででしょうか、またまた姉妹で号泣!

なんでお餅つきで泣いてるんだろう?!と、自分たちで泣き笑いしながら、お餅を美味しく仕上げて頂きました。

新潟のご実家特製のもち米でつくったお餅は、いつも以上に粘り強く、柔らかく伸びて美味しそう!!

ご夕食会は、濱田邸の特別室にて。

寛いだ雰囲気の掘りごたつのお席で、お祝いの囲炉裏料理をご用意しました。

みなさま浴衣や作務衣に着替えて、新郎新婦の登場を待っています。

そして、お時間になり、お部屋の障子を開けると・・・・・

障子を開けた向こうには、キャンドルがきらめく道をゆっくり歩く新郎新婦の姿が!!

「わあーキレイー!!」と、みなさまから歓声が上がります。

実は、お母様から「キャンドルサービスをやってほしい」というリクエストがあったのですが、旅籠は茅葺き家屋のためキャンドルサービスを行うのは難しく、そこで考えたのが、この枕木広場を使った演出。

お二人が用意したキャンドルの他にも、旅籠スタッフが空き瓶を集めて協力してくれました。
幸いこの時は雨も雪も降らず、冬の夜にピッタリのロマンチックな演出となりました。

ちなみに、お二人が持っているのは、和紙で出来た織鶴のキャンドル。
優しい灯りがとてもキレイです。

お二人が揃ったところで、披露宴のスタート!

お二人は、釣りが縁で出会ったということで、魚型のウェディングケーキをご注文しました。

赤い鱗はスライスした苺で出来ています。

ケーキ入刀をして、ファーストバイトをしていると、甥っ子のまなと君が羨ましそうに見ています。

優しい「おじ・おば」のお二人。
可愛い甥っ子にも、もちろん「あーん」と食べさせてあげました。

披露宴も半ば、新郎新婦は一旦中座してお色直しへ。

中座中もみなさまが楽しめるように、お二人は色々ご用意されました。
映像編集をお仕事にしている絵美子さん。
小さい頃からの写真を集めたフォトシネマを制作されました。

実は、このDVDを作っているときも、涙で画面が見えないほど、蘇る思い出に感動しながら泣いてしまい、大変だったそうです(笑)

でも、さすがプロ!
お二人の小さい頃を知らないスタッフ達が見ても感動してウルウルしてしまうほど、素晴らしい作品でした。

お色直しを済ませて再入場してきたお二人が着ていたのは、Tシャツ!

でも、ちゃんとタキシードとドレスのTシャツです。

実はこれも、お母様からのリクエストにお応えしてのこと。
やっぱり「和装だけでなく、可愛いドレスのお嫁さんも見たい」とお母様のご希望を、こんなオシャレな形で叶えてあげました。

素敵に変身した花嫁に、可愛い甥っ子からキスのプレゼントも☆

お食事が一通り終わり、最後はロビーへ移動して、ウェディングケーキを食べながらデザートタイム。

ここで、感謝の気持ちを伝えるもう1つのDVDを上映しました。

写真は無く、言葉だけのDVDです。

お手紙を読もうかと思ったけど、きっと泣いて読めないから・・・とDVDにしたとのこと。
これがまた、とても素敵で、みんなで涙。

そして、一人一人にプレゼントを渡しながら、感謝のご挨拶をし、また涙。

それをお手伝いしながら見守るスタッフもまた涙。

とっても温かく感動的な場面でした。

当初は、結納だけきちんとやって、結婚式はしなくてもいいと考えていたお二人。しかし、ご両親から小さくても良いから披露宴をやって欲しい言われ、渋々相談会へやってきたご様子でした。

しかし、やると決めたからには、家族に喜んでもらおうと、色々工夫されましたね。日に日に意欲が増して盛り上がっていくお二人をお手伝いするのが、プランナーとしてもとっても楽しい時間でした。

家族のために、ここまで出来るって本当にすごい。
家族への愛があってこその結婚式。
寒い寒い冬の日でしたが、とっても温かい気持ちになった婚礼の1日でした。

披露宴が終わり、気づけば外はすっかり雪景色。

撮影の締めくくりは、雪の中でこんなに元気な写真を撮りました。

お二人で未知の高みへジャンプ!

どうぞ末永くお幸せに☆

【お二人からのメッセージ】
自分達の為に結婚式を挙げるという考えより、家族、特に両親の為に挙げるという考えで色々考えた結果、良い式が出来ました。
あったかくて、とっても幸せな気持ちに包まれた1日でした。結婚式を挙げてから、主人、家族への思いやりの気持ちがぐっと強くなりました。
佐野さんをはじめ、スタッフの皆さんに感謝いたします。

レポート一覧に戻る
ページの一番上へ