ウェディングレポート

2011年8月6日ご婚礼 佐藤様ウェディングレポート

山の緑も生い茂る、夏真っ盛りの8月。
青空には、入道雲がもくもくして、夏らしい風景です。

旅籠では、毎年恒例の「風鈴夏祭り」を開催中で、暑さの中でも、風が吹けば「チリーン」と涼やかな音が響き渡っておりました。

そんな中、結婚式を行ったのは、
新郎・英明さんと新婦・一紗さん。

お二人とも学校の先生ということで、
夏休み期間中の結婚式を選ばれました。

しかし、学校の先生は本当にお忙しい!!
思えば学校って、入学式から始まり、運動会やら音楽祭やら遠足やら試験やら面談やら・・・
一年中行事がたくさんありますものね。

お二人とも仕事を抱えながらの準備期間は、とても大変そうでしたが、だからこそ、やっと当日を迎えたお二人の表情は、晴々としてとっても素敵です。

黒の紋服に、白無垢・綿帽子と、
正統派な衣装をお召しになったお二人。

特に一紗さんは、透き通るように肌が白く、純白の打掛と真っ赤な紅がよくお似合いです。

お二人で誓詞(誓いのことば)に署名をして、
挙式準備完了!!

花嫁行列で、挙式会場まで進みます。

いつでもどこでも、とっても仲睦まじいお二人。

花嫁行列で歩く時も、英明さんは
一紗さんの手を引きエスコート。

お二人とも、幸せいっぱいの笑顔ですね。

さて。
夏空のもと始まった結婚式。

お二人が選んだのは、厳粛な神前式。
神前式の所要時間は約40分。
始まって間もなく、雲行きが怪しくなってまいりました。

ここの所、毎夏はやっている「集中豪雨」の予感・・・・・。
ゴロゴロという音が遠くから聞こえ、見る見る間に空は真っ黒に!

あとは、固めの盃と、斉主様からのご挨拶で挙式は結びになろうというところで・・・
大きな雨粒が ポツ・・ ポツ・・・

「これはくるぞ!」ということで、一時中断。

新郎新婦もゲストも、
屋根のある本陣ロビーへ避難しました。

すると、その直後ドシャーッと、まさにバケツの水をひっくり返したような勢いで、雨が降り出しました。

まさに、危機一髪。
お二人もゲストも濡れずに済みました。。。

そして、挙式の残りですが、
もちろんロビーでしっかり行いました。

雨と共に幸せが降り籠められた挙式になりました。

挙式後、旅籠ウェディング恒例の折鶴シャワーは、
引き続き本陣ロビーにて行いました。

ロビーの形にあわせて、ゲストの皆様に輪になって頂き、
その中を新郎新婦がぐるーっと歩きます。

いつもは静かに落ち着いた雰囲気のロビーも、
一気に華やぎました。

一周したところで、ゲストの皆様にはビールが配られ(お酒が飲めない方にはノンアルコールビールかラムネをご用意。意外にも、ラムネが大人気!)、山奥までお運び頂いたお礼と労いを込めて、お二人からご挨拶。

そして、英明さんのご発声で「乾杯!」

挙式で緊張していたお二人や親御様にも、寛いだ表情が出てきました。

そしてこの日は、お二人からのリクエストで、夏休みらしくカキ氷をご用意。

英明さんは大好きな「宇治金時」を手に、ムフフっと嬉しそうな笑み。

続いて、小林家へ移動して、披露宴のはじまり。

一紗さんは綿帽子をはずし、すっきりとした洋髪に真っ赤な髪飾りをつけて登場です。

そして旅籠ウェディングにしては珍しく、皆様のお手元にはシャンパンが用意されております。

お二人の前途を祝して「かんぱーい!」
グラスがぶつかり合い、カチ~ン♪と良い音が響きます。

そして・・・・・

乾杯に合せて、なにやらピアノの演奏がはじまりました。

♪ ずんちゃっちゃ~ ずんちゃっちゃ~ ♪

そして、新郎新婦がピアノに合せて歌いだしたのは、
あの有名な「乾杯の歌」♪

まるで何かのテレビコマーシャルで聴いたたことがあるような美しい歌声!
ゲストの皆様も右に左に、思わず肩が揺れます。

そう。
これをやるから、どうしてもシャンパングラスにこだわったのであります。
枡酒では、せっかくの歌も台無しですからね。

そして、乾杯の歌に続いて、ゲストから素晴らしい歌声が届きます。

モーツァルトの魔笛より「パパパの二重唱」

パパゲーノとパパゲーナの歌う、すごく簡単に言うと「子沢山」の歌だそうで、新しいご夫婦へ贈る歌にピッタリ!

現役オペラ歌手のお二方の歌声に皆様うっとりされていました。

小さいお子様も食いつくように見てます。

こうして、まるで音楽会のような、素敵な披露宴がはじまったのであります。

しばらくして、一紗さんはお色直しのために中座します。
その際、エスコートしてくださったのは、仲良し四人姉妹。

一紗さんは、四人姉妹の長女です。
かわいい妹達と、手を繋いで記念撮影。
プランナーも小さい頃憧れた「若草物語」みたいで羨ましい。

英明さんは、お母様と中座です。
お母様も英明さんも、少し照れくさそう。

でも、大人になるとお母さんと手を繋ぐことってないですよね。結婚式は、そういうことも思い切って出来てしまうから不思議です。

素晴らしき親孝行!!

一紗さんは、赤と黒の華やかな色打掛にお召し替え。

ここへ来ても疲れた顔は一切見せず、元気いっぱいのお二人です。

お二人に挟まれ、プランナーも一緒にパチリ。
元気と幸せを注入して頂きました。

後半は、ゲーム大会から。

煮物のフタをあけると、当たりの人には金粉が!

当たった方から、お祝いのスピーチを頂き、そのお礼にお二人からプレゼントを贈るというもの。

プレゼントは、どれもチョットおもしろくて笑ってしまう、でもちゃんと役立つものばかり。

お二人の、ゲストの皆様への愛情が感じられます。

みなさまおめでとうございます☆

さらに楽しい余興のお時間です。

英明さんの先生っぷりを語る楽しいスピーチがあったり。
癒しのリコーダー演奏があったり。
オバマ大統領からお祝いメッセージが届いたり。
女性達の美しい合唱があったり。

何しろ、こんなに音楽に溢れた披露宴は、
旅籠では初めてのこと。
立ち会ったスタッフ達も、心ゆくまで楽しませて頂きました♪

ところで、なぜこんなに皆様が芸達者なのかと申しますと、お二人は音楽の先生であり、ご友人も音楽で結ばれた方々ばかり。

お二人がとっても気に入ってくださった旅籠で、大切な皆様と音楽に囲まれたひとときを過ごす。

それがお二人の理想の結婚式だったのであります。

お二人を囲んでの披露宴はとても和やかに進み、旅籠自慢の囲炉裏料理も、しっかりご堪能頂けたご様子。

しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので、いよいよお開きが近づいてきたのであります。

結びのセレモニーは、本日の音楽会のような披露宴に相応しく、お二人の歌声が響きました。

お手紙を読む代わりに、

英明さんは、「初恋」という歌を一紗さんへ。
一紗さんは、「夢見たものは」という歌をご両親へ贈りました。

愛や感謝の気持ちを、ご自分の歌声に託すとは、なんて素敵なんでしょう!

お二人が、心から音楽を愛し大切にしていることが伝わり、とっても感動的でした。

披露宴の後は、念願のかがり灯撮影を楽しみ、理想の旅籠ウェディングを叶えたお二人。

とっても長い一日でしたが、始終笑顔で、お二人とも本当に幸せそうでした。

実は、お二人は年の差カップル。
英明さんは40歳。
一紗さんは28歳です。

英明さんが、御礼のご挨拶の中でこんなことを言っていたのが印象的でした。

「自分はもう結婚出来ないのだと思っていた。
でも、大好きな音楽を通じて一紗さんに出会い、そして大切な人達に囲まれて素敵な結婚式ができ、とても幸せ。」

初めて相談会でお会いした時から、幸せオーラ全開だったお二人。
まさか、一紗さんと出会う前にはそんな不安があったなんて、正直驚きました。

お二人を見ていると、いわゆる結婚適齢期とか、年の差とか全く関係なくて、きっと、出会うべき時に出会うようになっているのだなと思います。

英明さん 一紗さん
どうぞいつまでも末永くお幸せに☆

それにしても、こんな素敵な先生に教えてもらえる生徒さん達は幸せですねえ。

そして生徒のみなさん。
もしもこの写真を見ても、ひやかしてはダメですよ!

おまけに・・・

こちらはお二人の愛犬「チコちゃん☆」
旅籠の"ポチとにゃんこの家"でおりこうさんにしてました。

また一緒に旅籠へ遊びに来てくださいね!
スタッフ一同お待ち申し上げております。

【お二人からのメッセージ】
旅籠での結婚式は、おいしい料理と温泉と温かいスタッフのおかげで最高のものになりました。
みなさん本当にありがとうございました。

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