ウェディングレポート

2010年10月10日ご婚礼 フォックス様ウェディングレポート

結婚式前日の10月9日。
オーストラリアからお越しのアランさん御一家と、群馬県の真野さん御一家は、結婚式を明日に控え、初めて両家のご両親が対面する大事な日でした。

ところが天気は大雨。翌日の天気予報も雨。。。
屋外での挙式予定だったお二人に
「雨ですね…。
残念だけど万全の準備をして明日に控えましょう」
と声をかけると、
「でも。雨も素敵だね。」
と濡れた枕木を眺めながらアランさんが言ってくださいました。少しホッとして、万全の雨対策を立てていたのですが…

挙式当日。
見事な秋晴れ!!!
天気予報もかなりの高確率で雨だったのですが、まさに奇跡!!突き抜ける青空の下、お二人の笑顔が光りました。

挙式の前に、まずは親族紹介を行います。
と言っても、今回はご家族のみのファミリーウェディング。
初対面の御家族どうしが、一人ずつ自己紹介しました。

アランさんの家族は全員オーストラリア人。
真野さんの家族は全員日本人。
当たり前ですが、言葉が違うため、みんな緊張していたのですが、自己紹介カード(あんちょこ)をお一人ずつご用意しまして、オーストラリアの方は日本語で、日本の方は英語で、それぞれ自己紹介して頂きました。

それから、お二人が作った「名札」を首からさげて頂き、
みんながお互いを名前で呼び合えるようにしました。
これから家族になるみんなが、少し照れながらも一生懸命コミュニケーションをとる様子は、とても温かく微笑ましかったです。

旅籠ウェディング名物「祝餅のお餅つき」

日本人でも最近はなかなか体験しない行事ですが、
オーストラリアの方々はもちろん初体験。
「ヨイショー!!」の掛け声と手拍子に応援されながら
みんなでお餅をつきました。
みんな初めてのわりに、テンポ良くダイナミック。

お餅は、お米とお米がくっついて離れないことから、
結婚式では縁起物とされています。
特につきたてのお餅は、あたたかくて柔らかくて格別ですね。

お二人が選んだ挙式スタイルは「人前結婚式」

お二人がこだわったのは、
1.お父様と腕を組んでの入場
2.誓いのキス
3.でも、日本らしさを損なわないように
ということでした。

◆式次第◆
一.花嫁行列  A Bride Line
一.新郎入場  The Groom enters
一.新婦入場  The Bride enters
一.誓いの言葉 Vows
一.三献の儀  Celemony of the three branches
一.指輪の交換 Ring
一.固めの盃  Exchannge nuptial cups
一.祝花の儀  Flower Ceremony
一.折鶴シャワー Oritsuru Shower

人前式の良いところは、ゲストの方々に向って立ち、
みんなに見守って頂けるところ。
これまでの自分があったのはみんなのおかげ。
これからの自分があるのもみんなのおかげ。
そんなことを実感できるのがとても良いですね。

この日も、お二人の決意をゲストの皆様が温かく見守り、
ゲストの皆様も、お二人を支えていこうと決意されたのでは
ないかと思います。

そして、挙式最後は折鶴シャワー。
秋の三連休とあって、旅籠へは多くのお客様が遊びにいらしていたので、同じ旅籠に居合わせたのも「ご縁」ということで、たくさんの方にご参加頂き、盛大な折鶴シャワーとなりました。

さて、披露宴は皆様浴衣に着替えてリラックス。
浴衣を着るのも前日に続いて2回目のアランさん御一家。
すっかり着こなしています。

そして、前日から旅籠でのんびり過ごしていた皆様の間で
流行したのが「折り紙」
紙をみつけては正方形に切って折り折り。。
みなさん初めての折り紙だったのですが、あっという間に
覚えて、こんなに小さな鶴まで折ってくれました!!

達人レベルです。
お見事!!!

披露宴は楽しく和やかに過ごしたいと考えていたお二人。
自ら、デカメガネをかけてのご登場です。

その後も、堅苦しい進行はなし。
海外ではよくある「オープンマイク」としまして、
話したい人が話すスタイルにしました。

すると、お二人をお祝いする気持ちでいっぱいのゲストの
皆様。楽しく心温まるお話しが次々に出てきました。

旅籠ウェディング初試みの「デザートビュッフェ」
お二人にはコックさんの衣装を着てもらい、
皆様へケーキを取り分けて頂きました。

チョコレートケーキが大好きなアランさん。
ご自分のケーキもしっかり確保できてよかったですね。

披露宴の最後は、毎度おなじみになってきた「薬師バンド」
英語の曲もレパートリーが増えました。

みんながノッてきたところで、
「ファーストダンスは?」
と、アランさん真野さんへ結婚後初めてのダンスの
リクエストが!
ちゃんとリクエストに応えるお二人を、微笑ましく眺めるゲストの皆様。。。
すると、皆様いつの間にか立ち上がり、すっかりダンス会場に!

そして薬師バンドも負けじと演奏に熱が入り、
大盛り上がりのひとときでした。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので、
披露宴も終盤。
お二人はフォトシネマとお手紙で、みんなへ感謝の気持ちを
伝えました。

また、遠く離れて暮らすことになるオーストラリアのご家族と日本のご家族。
たった1日前に初めて会ったご両家ですが、この2泊3日の
結婚式旅行はとても濃密だったはず。
絆が結ばれる大切な時間を間近で見ていて、
「愛に国境はない」ことをあらためて思い知りました。

挙式前日。
本当は雨が残念でしかたなかった真野さんに、
「雨が降ったって、愛する家族が見守ってくれる。
それだけで十分じゃない?」
と、アランさんが言ってくれたそうです。
たしかに、もし雨が降ってもみんなの笑顔は変わらず
素敵な結婚式になっていたと思います。
それぐらい、みんながアランさんと真野さんの幸せを
心から願っているのが伝わってきて感動的でした。

これからも、雨にも嵐にも負けず、
幸せな家庭を築いて下さいね。

【お二人からのメッセージ】
私達がこだわったのは、とにかく家族同士が触れ合い、楽しく過ごせる事でした。
初めて会う、日本とオーストラリアの新しい家族同士に、とにかく楽しく過ごして欲しい、その気持ちを、旅籠のみなさんはとても大事にそして全てを満足行くものに作り上げてくれました。スタッフみなさんの色々な心遣いが、とてもうれしかったです。旅籠を選んで本当によかったです。

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