かやぶきの郷薬師温泉 旅籠は群馬県の草津・四万温泉に挟まれた旧草津街道沿いの温泉旅館です。

EnglishKoreanSimplified-ChineseTraditional-ChineseThai

Tel:0279-69-2422大人数でのご旅行もご相談ください

地方と特色

和箪笥には収納する物は要と、形態によってさまざまな種類と呼び名がある。
用途別では家庭用と職業用に大別され、家庭用では衣類を入れる衣装箪笥、帯箪笥、足袋(たび)箪笥、寝具を入れる夜具(蒲団)箪笥、小物をしまう手許箪笥や子箪笥、茶道具などを収める茶箪笥、台所に置く水屋箪笥などがある。
職業用のものには、武士の刀箪笥、行商人の行商箪笥、船頭の用いた懸硯・帳箱・半櫃、職人の道具箪笥、医者の薬箪笥、能面を収める能面箪笥など多種多様。また、形態上の名称では、車付きの車箪笥、階段と収納家具を兼ね備えた階段箪笥、一本ものの延箪笥、二段、三段と重ねる重ね箪笥、押し入れにはめ込む押し入れ箪笥などがある。

車箪笥 長持

車輪に使われている栗材は、堅くて湿気に強く腐りにくいので、建物の柱や土台、鉄道線路の枕木などとしても使用されてる。

特注の大型車箪笥。上下の車箪笥はともにT字型の縁金具や中央の十文字の金具の形がよく似ている。
--星型金具と縄と通すための環も上下とも同じ--
≪框組みと舞良戸≫ <かまちくみとまいらと>
角材を四角に組んだ枠を框といい、その枠内に板(鏡板)をはめ込む構造を框組という。また舞良戸とは、框の間に綿板<わたいた>を張り、その表面に舞良子<まいらこ>と称する細い桟を横に小間隔に取り付けた戸。書院造の建具に多用された。

衣装箪笥

特衣類を収納する箪笥が誕生するのは、寛文<かんぶん>年間(一六六一~一六七三)で、大坂で製造されたのが最初とされる。町人文化が花開いた元禄<げんろく>年間(一六八八~一七0四)頃から一般に広がり始め、享保<きょうほ>年間(一七一七~一七三六)にはかなりの普及を見せた。その背景には、経済的にゆとりを得た町人らが、食や着物に贅を<ぜい>を尽くすようになったこと、木材の生産量が増え、流通機構も整備されたこと、前挽大鋸<まえびきおおのこ>や台鉋<だいがんな>などの道具が活用され、製材技術が進歩したことなどが挙げられる。

玉杢<たまもく・樹木の瘤(こぶ)のような部分を切り出すと現れる渦城の細かな木目>が美しい上等な特注品。非常時にすぐ持ち出せるように棹通しが側面に取り付けられている。帳場箪笥は帳箪笥とも呼ばれ、商家の帳場に置かれ、重要書類や金銭、印鑑などを収納した。人目に付く、いわば商家の「顔」ちもいえる箪笥で、意匠も造りも良質なものが多い。

帳簿箪笥
手許箪笥 手許箪笥

料紙・櫛・煙管などの日用品から、印鑑・金銭・証文などの貴重品までを収納した小型の箪笥。小振りながら贅を尽くした
ものも多い。

帳簿箪笥

片開き戸は普通、右側に付くものが多いが、左側に付けた特注品。仙台地方では箪笥を座敷の押入の下部にはめ込んで使用することが多く、この品のように側面に塗りがないものもある。

船箪笥船箪笥は江戸時代から明治にかけて、日本近海を周航する廻船の船乗りたちの必需品として作られたものです。狭い船内や携行にも便利なように小型で、荒海に揺れたり、たとえ船が難破したときにでも壊れないように、頑丈な木組みと厚手の鉄金具を打って堅牢に作られています。盗難防止も兼ねて複雑な細工しているもや、船乗り達の威厳示す装飾が施されてるものもあります。
種類は主に金庫として使われた懸硯(かけすずり)と帳箱、衣装いれとして使われた半櫃(はんがい)の3種類に分類されます。

船箪笥

三つ扉は酒田の船箪笥に多く見られる。

船箪笥

「知工<ちく>」とは船員のうち主に経理事務の担当者で、船頭に次ぐ地位にあった。これは知工が船内で事務机としても使用した箪笥で、縁金具などはない。

船箪笥

前面をほとんど金具で覆っている。

慳貪蓋<けんどんぶた>を開けると、下写真のように、大小二つの抽斗と銭箱が入っている。帳箱や懸硯は、船往来手形・各種証文・帳面・印鑑・金銭・硯・筆など商取引に必要な貴重品を納めた船用の金庫。

船箪笥 船箪笥

外側は欅で中は桐。上部が蓋のように開く構造になっており、商いのための大福帳や事務用品などを入れる帳箱として利用したものとたものと考えられる。正面に真鍮でデザインされた松の屋号の船主の特注品。

刀箪笥

刀を収納するための箪笥で、刀の長さに合わせてちょうど良い寸法に作らている。抽斗が浅く、中に刀架台を置いてその上に刀を置く形で収納する。小さな抽斗には、鍔の替えや手入れ道具などを入れた。刀がさびないように、湿気の侵入を防ぎ通気性のよい桐などで作ったものが多い。

薬箪笥

様々な漢方薬を分類整理するために小抽斗を多数あつらえた箪笥。各地の医者などが、めいめいに使い勝手を考えて特注したために、他の箪笥のような典型的な形態は生まれなかった。

行商箪笥 行商箪笥

行商人が提げたり、担いだり、背負ったりする様々な形態の箱型箪笥です。江戸時代の商品経済の進展と流通の発展に伴い、それぞれがそれぞれの商品を消費者に届けるため行商スタイルが確立し、その運び道具として様々な形の行商箪笥が作られた。屋号や商品名を掲げ、独特の工夫を凝らした箪笥は、単に持ち運びのための道具だけでなくそれぞれの商品やサービスの宣伝も兼ねていたものと思われる。

丸に梅鉢の家紋入り。総桐で軽量に作られている。行商箪笥は、薬売りや煙草売りなどの行商人が携行した箪笥。日常的な使用による損傷のため、現存するものは比較的少ない。

行商箪笥

男性の髷<まげ>を手がける男の髪結<かみゆい>で「髪結い床」という店舗を構えるものは床屋と呼ばれたが、女性の髪を手がける女髪結は上得意の遊女のいる遊郭<ゆうかく>や顧客の家を出張訪問していた。

階段箪笥

狭い日本家屋で、階段の下の空間を有効利用できる抽斗 (ひきだし) や戸棚を取り付けた「階段状の箪笥」のこと。実際に階段として利用できるように、欅などの硬い素材を使っているものが多く、手すりのついたものなどもあります。

水屋箪笥

水屋(みずや)とは、本来茶室に付随する点前や茶事のための準備をしたり、片付けをしたり、器物を納める場所のことだが、それがいつしか水を扱う場所=今で言う食器棚の役割として台所に置いた食器や食べ物等を入れる箪笥の呼称になったようです。
大きいもので幅が一間半のものもあり、抽斗 (ひきだし) や引き違い戸を組み合わせ、上下ふたつ重ねになったものがある。中の風通しをよくするため中段の扉は扉は簀子(すのこ)や金網を張るなどの工夫がされているものが多く、産地は京都や近江のものが多い。

↑ PAGE TOP